2016年09月10日
素晴らしい音楽を聴けるレコードやCDの歴史
いつでも、素晴らしい音楽を聴けるいい時代になりました。今では、テレビやラジオでまたCD、ネットで気軽に最高の音を楽しむ事もできますし、再生する機械や道具も揃っています。しかしながら、昔は手軽に楽しむことは出来なかった時代が続いていました。生の演奏を聴く機会があるか、自分で楽器を弾く事しか方法がなく、まして一流のものと接する等は限られた人びとだけです。しかしながら、発明王トーマスエジソンが円筒で音を記録していつでも再生できる装置を開発してからは、劇的に状況が変わります。媒体もレコードになり、蓄音機で有名な一流の音楽家の演奏が聴けるようになりました。
この時代はSPと呼ばれた回転数78回で長く記録できませんでしたが、第2次大戦後演奏時間が長時間でも記録できる世になったLP(シングルのEP等もある)で時代がたつごとに音が進化したこととステレオ化が図られました。また同時に使われていた磁気テープもカセットテープとなり手軽に一般の家庭でも録音できるようになりました。こうした傾向は、その後も続きさらに進化したCD〈コンパクトディスク)が出現します。CDはさらに録音時間が伸び音も良くなっていて、いつでも一流の音楽を聴ける媒体として進化していきました。ちなみにCDに記録できる時間が80分前後なのは、ベートーベンの第9を収録できる長さを基準に決められました。